【La Pausa Shoecare】グッドイヤー製法のメリット・デメリット

今回はグッドイヤーウェルト製法のメリット、デメリットについてまとめました。

グッドイヤーウェルト製法とは

製靴書より抜粋

まず、みなさんはグッドイヤーウェルト製法、ウェルテッド製法と聞いてピンときますでしょうか?

名前は聞いたことはあるけど詳しくはわからないという方が多いのではないでしょうか。

簡単に説明すると、丈夫で実用性が高く、ソール交換などのメンテナンスもしやすいことが特徴です。

アメリカ、イギリスなどの紳士靴に多く見られる製法です。

グッドイヤーウェルト製法のメリット

足に馴染む

グッドイヤーウェルト製法の靴は、履くほどに足に馴染みます

グッドイヤーウェルト製法の靴を履いていく内にインソールとコルクが足の形に潰れてくるので、まるでフルオーダーしたかのようにお客様の足にピタリと合ってきます。

インソールが足に形にあってくると、足裏のフィット感がよくなり長時間履いても疲れにくくなります。

厚いソールとコルクがクッションになり、長時間、長距離の歩行にも適した製法です。

重厚感のある見た目になる

グッドイヤー・ウェルト製法の良い点は、重厚感のある見た目になることです。

グッドイヤー・ウェルト製法では、下のイラストのようにアウトソールを「ウェルト」に縫い付る「出し縫い」と呼ばれる工程があります。

出し縫いをするためにはウェルトに縫い代が必要になるため、出し縫いをしない他の製法に比べるとアウトソールが側面にグッと出ています。

こういった構造上の理由から、グッドイヤーウェルト製法の靴は重厚感のある見た目になります。

グッドイヤーウェルト製法のデメリット

履き始めが固い

履き始めてすぐはソールの反りが固く、履きにくいと感じると思います。

また、製作の関係上アッパーにもある程度の革の厚みが必要なため、馴染むまでは踵抜けや靴擦れなどが起こる場合があります。

ソールとアッパーどちらにも良い革を使っている靴であれば、履いていく内に柔らかくなってきます。

足に馴染むまでは短時間での着用で慣らすようにするのがおすすめです。

価格が高い

グッドイヤー・ウェルト製法の靴は、総じて価格が高いという難点があります。

複雑な構造をしているため製造にコストがかかるためです。

他の代表的な革靴の製法である「セメント製法」や「マッケイ製法」はシンプルな構造をしているため、コストをおさえることができます。

一方、グッドイヤー・ウェルト製法は複雑な構造をしているため、製造工程やパーツの数が多く、コストをおさえるにも限界があります。

そのため、他の製法で作られた靴と比べると、グッドイヤー・ウェルト製法で作られた靴の方が高価な場合が多いです。

3万円台からグッドイヤー製法の靴は販売されていますが、価格を抑えている分品質も落ちてしまっている場合があります。

まとめ

今回はグッドイイヤーウェルト製法について簡単にお話ししました。

今後靴を買われるときの、参考材料になればと思います。

また、当店のオーダーシューズはすべてグットイヤーウェルト製法を採用しています。

気になる方はお気軽に店頭までお越しくださいませ。

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